アフィリエイトを始める前に知っておいて欲しい当たり前のこと
久しぶりにブログ更新します。
軽い内容で申し訳ないんですけど、ちょっと最近アフィリエイト業界で気になることがあって記事にしようと思いました。
昨年の末にアフィロックが行われて、たくさんアフィリエイターの方が参加されて、それにともなってTwitter界隈でもアフィリエイトをしている方が増えたように感じます。
Twitterでは数年前から「谷」と呼ばれるコミュニティがあって、そこで色々アフィリエイトについて有益な情報を発信されている方が多く、今回のアフィロックもその谷の中の方達が中心となって企画したイベントですので、アフィロック前後で多くの方が谷の存在を知り、Twitterを始めたり、交流を持ち始めたりと、新しいコミュニティになっているなーと感じます。
もちろん新しく交流を始めた方の中にも、すでに何年もアフィリエイトをされていて実績を出している方もたくさんいらっしゃると思いますが、今回は、今からアフィリエイトで稼ぐんだ!と言う方向けにちょっとこれだけは知っておいて欲しいなということについて書きます。
「そんなん当たり前やし知ってるわ!」という方はスルーしてください。。。
広告主の利益を考えてますか?
今回僕が言いたいのはこれだけなんですけど、アフィリエイトサイトを作る上で、広告主の利益って考えて作っていますか?
アフィリエイトを始めた時って、やっぱり「稼ぎたい!」という気持ちが全面に出ますし、「稼げるキーワード」とか「CVRが高いキーワード」みたいなものを見つけては記事を書いて上位表示を狙うということをひたすら繰り返すんですけど、もちろんそれは正しいことですし、お金のためにサイト作ってるんですから、稼ぎを狙うのは当然だと思います。
だけど、僕自身最近気づいたんですけど、稼げるキーワードの中にも「広告主も利益になるキーワード」と「広告主の利益にならないキーワード」ってあるんです。
これはカードローン案件をやり始めて気づいたことなんですけど、
カードローンで例えると、「ブラックOK」とか「審査甘い」とか、検索ボリュームも多いしCVRも高いし確実にアフィリエイターからしたら稼げるキーワードなんですけど、
広告主からすると、質が悪くて審査に通らない、成約率の悪いキーワードなので、広告主的には利益にならないキーワードなんです。
審査通過ベースの報酬なら審査に通らなかったら否認されるからいいじゃんという考えもありますが、審査自体に人的コストがかかっているので、広告主からしたらやはりいらない客層なんですね。
カードローンの広告主は、銀行系などの大手が多く、はやくからこういった問題に取り組んでいたようなので、サイト提携時の審査が厳しかったり、成約率の悪いキーワードはすでにNG訴求に指定されてコンテンツがあると提携してもらえないなど、入り口の段階で塞いでいるので、まだこういった問題は起きにくいジャンルだと思います。
ですが、基本的に即時提携でサイトの審査を行っていないジャンルとか、広告主のチェック体制が未成熟なジャンルで、質の悪い集客で疲弊しているジャンルがあるのは間違いないと思っています。特に最近は、アフィリエイトの単価がバブル状態になっていて、各広告主が競争するように単価を釣り上げている傾向があります。
お試しの商品なのにお試し商品の価格以上の単価をアフィリエイターに出すなんてことは当たり前ですし、そうなってくると、広告主的にはキャッシュフローが悪くなる訳ですから、LTVを重視せざるを得なくなって、より送客の質が重要になってきます。
物販ならリピート率、カードローンなど無料申込系なら成約率(引き上げ率)みたいな数値を見ていく形になってくるので、今はどうかわかりませんが、物販なら、サイトから送客したユーザーの何%がリピートしたとかの数値を出されて単価が決定されていくでしょうし、求人系なら、実際に紹介に繋がった率などで見られる日も来るかもしれません。(あまり知らないですけどもうすでに見られているかもしれません。)
カードローンはすでに審査に通過して実際にお金を引き出した率まで見ている広告主もあります。
「そんなもん広告主のサービスの質次第だろ」
と思うかもしれませんが、実際はそれだけではありません。SEOで集客する場合でも、より本気のユーザーが検索するキーワードで上げるとか、サイト内でユーザーに誤解を与えないようにコンテンツを改善して、購入後のギャップを無くすとか、多分できることって色々あると思います。
今もかなりの勢いでアフィリエイト人口が増えているみたいですし、新しいサイトもどんどん増えて行くと思うんですけど、自分自身が稼ぐのはもちろん大事なんですけど、広告主も稼げるサイトを意識しないといけないなーと思っています。
なぜこんな綺麗事を言ってるか
なんでいきなり広告主の利益がーとか綺麗事を言ってるのかというと、これは自分自身のために言ってます。
自分自身のためというのは、アフィリエイト市場が縮小されると自分が困るからという話なんですけど、アフィリエイトって仕組み自体は素晴らしい仕組みだと思っているんですけど、一部の節操の無い人間のせいで、簡単に衰退してしまう市場でもあるのかなと感じています。
というのも、WEBという特性上、不正がしやすく見破られにくいというのがあって、広告主の利益に一切ならなくても、自分だけ稼ぐということが簡単にできる上に、その事実を把握し辛いんですよね。
代表的な不正で言うと、深夜の商標PPCとかがそれに当たるんですけど、これなんてまさに広告主からしたら払う必要が無い広告費を不正している人間に払っているだけで、完全なる赤字ですし、そんな事を塾で教えている人間がいるらしいので、ちょっと信じられません。
この例は明確な不正ですけど、SEOワードでも広告主が嫌がるキーワードって考えればいくらでも出てくると思います。
そういった広告主の利益にならないワードでばかり集客しているアフィリエイターが増えると、広告主からしたら当然アフィリエイトに広告を出すメリットが無くなってきますし、それで予算を減らすということになったら、アフィリエイト市場がそれだけ小さくなりますし、最悪撤退される可能性もあります。(一応補足しておくと質が悪くてもリスト取りのために数が欲しいというクライアントもいます。)
そうなると、アフィリエイターは増えても市場が狭くなっていって、結果的に狭いパイを奪い合うことになるから、競争も熾烈になりますし、自分の首を絞めることになってしまいます。
なので、アフィリエイトをやるからにはもちろん自分が稼ぐことが一番重要なんですけど、広告主も稼いでもらうという視点を持っておいて欲しいなーというお話でした。