冒険の書

サイトアフィリエイトについて書いています。

アフィリエイトにおけるビッグワードで1位を取るために行った5つのSEO対策

久々の更新です。

今回はタイトルに書いている通り、運営サイト「カードローンのABC」のおまとめローンについて書いているページが、カードローンジャンルの中のビッグワードの一つである「おまとめローン」というキーワードで1位になったので、1位狙うために行っていたSEO対策の話ができるかなと思って更新しました。(ビッグワードという考え方は人によって様々なのですが、僕は「単一ワード」とか「1位取れたら数百万は稼げるワード」をビッグワードという呼び方をしています。)

一つ理解しておいて頂きたいのは、「SEO対策」なんてものは答えはなく、この記事は僕が考えて行った施策とその結果の話という程度です。

今回行った施策以外にも色々な要因があるでしょうし、運もあります。

そのことを理解した上で読み進めていただければと思います。

1.おまとめローンのクエリの変動時期を狙った


おまとめローンというワードに関しては、元々は「上がればいいのになぁ」くらいの感じでしか考えていなくて、一時は3ページ目にきたりもしていたのですが、ずっと4ページ目とか5ページ目にいました。

それが2015年の年末の話です。

その時は、このクエリの上位は中古ドメインで作られたサイトが独占していて、ちょっと狙える感じではなかったのですが、いきなりgoogle神の粛清が始まり、上位のアフィリエイトサイトが全て飛んで行くという事件が起きました。

そのタイミングで繰上で3ページ目くらいまで上がり、しかも上位は司法書士のサイトや新規ドメインのサイトになったため、これは上位狙えるぞ!ということで真剣に上位表示させるための施策を考え始めました。

ちょうどこの時期は、検索エンジンが固定化されているといったtweetをよく拝見していて、全然動かない時期だったのですが、変動が来たタイミングで自分のサイトを上位にねじ込むチャンスだと思いました。

この時考えていたことは、「googleはおまとめローンクエリの再評価をしている」ということでした。

上のサイトを全て飛ばして、またおまとめローンで上位表示させるサイトを選択している状態なのかなと思ったので、そこでgoogleに「うちのサイトはおまとめローンについてしっかり書いてるよ!」と認識させれば上位に入れるのではと考えて上位表示を狙い始めました。

2.上げたいページを決めて作り込む


おまとめローンについて書いているページは、基礎知識のページや、商標のおまとめローンのページなど複数ありましたが、単一で上がるべきページは基礎知識ページであるべきですし、その基礎知識ページが3ページ目まで上がっていたので、まずはそのページを作り込むことから始めました。

具体的な作り込み方なのですが、気をつけたのは以下の3点です。

  • 読んでくれるユーザーにわかりやすく
  • 上位のページで書かれていないことを交える
  • できるだけアフィリエイトリンクをクリックさせない(離脱させない)

 

読んでくれるユーザーにわかりやすく

「読んでくれる」と書いているのは、多くのユーザーはコンテンツなんてほとんど読んでいないからですが、読まないからと言って完結に結論だけ述べた所で今のgoogleでは上位表示を狙えません。

なので僕は上位表示を狙うページに関しては、ペルソナを決める段階で読まないユーザーはフル無視しています。

読んでくれる人だけきちんと読んでくれて、失敗しないように正確な情報を伝えることができればいいという考えです。

実際にどれだけ頑張っても直帰率は60%を切ることはできないし、10人中6人以上はほぼ読まずに離脱してしまうので、そうでは無い残りの40%の人に向けて真剣に伝えようということを意識しています。

上位ページで書かれていないことを交える

これはユーザーにとってわかりやすくという話にも通じるのですが、上位で書かれていないコンテンツを書くということは重要だと考えています。

良く言われていることですが、googleは1ページ目のコンテンツの多様性を重視しているという考えからです。

多様性については、ユーザーが1ページ目を上から順に見た時に、全て同じことしか書かれていなかったら、ユーザーのためにもならないし、googleが多様性を考えていなかったとしてもユーザーに新しい情報を提供することは大事で、書かれていないコンテンツを考えることは当然です。

ただ、なんでもかんでもオリジナルで上位に書かれていないコンテンツであればいいという訳では無いと思っています。

誰の役にも立たない体験談を書いた所で、それがユーザーのためになるとは思えませんし、オリジナルコンテンツでもユーザーが読んで役に立つことについて触れるべきです(体験談が悪いという訳ではありません。そのクエリにおいては不要なケースもあるという話)

このおまとめローンに関しては、当時「銀行と消費者金融ならどっち」とか「低金利で借りた方がいい」みたいなコンテンツはあったのですが、「使い方間違うと損するよ」とか「おまとめローンで集客して債務整理に斡旋されたりするケースもあるよ」とか、ネガティブなことに関しては書いている人がいませんでした。(自分が見た範囲なのでそういったコンテンツを書いている方もいたかもしれませんが)

そこでまず、おまとめローンは実は難しい商品で、ショッピングリボとかをまとめたら確実に損をする話とか、失敗しがちな話を盛り込むようにして、どういったケースで利用すれば得になる可能性が高いのかという切り口にしました。

申込しない方がいい人は申込するなと言っているので、この切り口にするとCVRは確実に下がります。

ですが、おまとめローンで検索する人は返済に苦しんでいる方が多いし、わらをもすがる思いでうちのサイトを見て申込したのに、更に損をしてしまう結果になることを考えると、人の人生を自分の売上のために壊したくないのでこの構成でいいと思っています。

できるだけアフィリエイトリンクをクリックさせない

アフィリエイトリンクをクリックさせないというのも上記の2つの考え方から来ているのですが、はっきり言って売上だけ求めれば、ページ上部に、「おすすめのおまとめローンはこれ!」という見出しで商品載せてアフィリエイトリンクを貼って、ページ最下部にも同じことをしておけば売上は最大化できるのはわかっています。

ですが、まずしっかり読んで欲しいというのがあるし、読まずにクリックさせることでユーザーの期待と実際のズレは確実に大きくなります。

これはどのジャンルでも言えることだと思います。

別にアフィリエイトリンクを踏ますことが悪いとは思いませんが、個人的にはおまとめローンに関してはきちんと理解した上で申込をして欲しいので、アフィリエイトリンクを極力踏ませない作りにしています。

伝えたい事をきちんと伝えた後に、商品紹介をしているのですが、そこも、アフィリエイトリンクだけではなく、商品詳細リンクも貼って、できるだけその商品について知ってもらってから申込してもらえる構成にしています。

この施策をすることで、ユーザーの滞在時間や離脱率の数値も改善できるので、この数値がgoogleにとっていい影響を与えているのかどうかはわかりませんが、結果的に上位表示されたので、間違ってなかったかなと思います。

3.補助ページを作ってメインのページを補強する

3の話に関しては、google目線での話になりますが、「おまとめローン」というワードで上位を狙う場合、いかにおまとめローン関連の複合ワードのアクセスを拾うかが大事になると考えています。

今まで、他のワードでも大体この方法で上位表示に成功しているのですが、よく言われている網羅性とか、共起語の話で、「長文とか2,000文字とか共起語とかの話ではなくコンテンツSEOで今一番大事だと思っていること【2015年版】」というエントリーで書いたことと今でも全く考えは変わっていません。

複合検索を狙う時は、競合が多そうな、誰でも思いつくワードで作るのではなく、売上には繋がらないようなニッチな複合語だけど、ユーザーは検索するだろうというワードを見つけてコンテンツを作ります。

1人でも多く、「おまとめローン」について悩んでいる人の悩みを解決することを心がけるように、ユーザーの気持ちを深堀するスタンスが大事だと思っています。

4.補助ページからメインページにアクセスを送る

この話も「長文とか〜」で書いていますが、おまとめローン関連の複合でアクセスしてきたユーザーを、おまとめローンの基礎知識についてのページを紹介して誘導します。

おまとめローン関連で検索しているユーザーなので、おまとめローンのリスクとか、基礎知識は絶対に知っておいた方がいい話ですし、それを伝えると、一定数のユーザーはクリックしてくれて回遊してくれます。

内部リンクを貼るという話ではなくて、より深くしってもらうために別ページを見てもらうという感覚です。

5.上記の施策を上がるまで繰り返す

後は、上記の繰り返しです。

上がるまでずっと考え続け、思い浮かんだワードはコンテンツにして、上げたいページに誘導できるアクセスがサイトに来ているとすぐにそのページに誘導のコンテンツを追加して…

みたいなことを上がるまで反復しました。

結果的に絶対に抜けないだろうと思っていたサイトを抜いて1位になることができました。

これがビッグワードで1を取るために行ったSEO対策です。

冒頭でも話ましたが、これだけではなく、他の要因も多々あるのは理解しています。

サイト公開だったり、バーグのリンク評価で上がった可能性もあります。

ですが、全てのページで上がったのではなく、この狙ったページだけが上位表示されているので、上記の施策が全く意味が無かったということは無いと思います。

他のクエリでもこの方法で狙ったクエリは、ほぼ全て1ページ目まで上がっているので、他のジャンルでも考え方を応用すれば使える施策だと思っています。

アフィリエイトの目的って?

余談ですが、アフィリエイトをしている人はほぼ例外無く、稼ぎたい人だと思います。

そのためにサイトをたくさん作ったり、記事をたくさん書いたり、リンクを貼ったりと、色々試行錯誤していると思いますが、稼ぐ為に必要なことは、サイトをたくさん作ることでも、記事をたくさん書いたりすることでもなく、売上が上がるキーワードで上位表示させることです。

売上が上がるキーワードなんで腐る程あるので、どれだけ稼ぎたいかによって狙うキーワードの難易度は変わりますが、一つ一つのキーワード確実に上位表示をさせることを考えて作業する方が、何も考えずに手当たり次第記事を書くみたいな作業よりも効率よく売り上げは上がります。

僕は常にこの考え方で作業していて、作業スピードは遅くなるし、全然進んでいないように見えますが、売上は順調に伸びています。(需要期などの並はあり)

量産して売上も伸ばせるスーパーな方もいますが、量産を一切せずに狙ったワードを確実に上位表示させるという考え方もあるよってことを知ってもらえれば嬉しいです。

読者の方いつも読んでいただきありがとうございます

気がつけばこの冒険の書のはてなの読者の方が380人を超えていて驚きました。ほとんどの方がアフィリエイトをしている方だと思うのですが、アフィリエイトを始めたばかりの方とかは、コンテンツSEOとか、共起語が〜とか、ホワイトハットとかブラックハットとか、断片的な情報に振り回されて混乱している人も多いと思いますので、その内冒険の書で書いていることを整理して順序だてて解説するサイトを作ろうかなとか考えています。

いつになるかわかりませんし、本当に作るのかもわかりませんが、また決定したらブログで報告します。。。

 

 


PS : 最近はぐりんはスプラトゥーンしかやってないと言われているので、実はちゃんと仕事してるんだぞと証明するためにこのエントリーを書きましたよ

アフィリエイトで組織化した時にかかったお金(大阪版)

久しぶりに書くことができたので更新します。


去年から同じことしかしていないので本当にブログの記事にすることが無かったのですが、最近事務所を引越しして遂にスタッフを入れ始めたので、その辺りの支出について書こうと思いました。


というのも、人入れる時にどれくらいお金がかかるのかっていうのは、組織化する上で一番きがかりなことで、僕も組織化する前にはまんとひひくんのブログの「組織化したら、大体これくらいの支出がかかってるよって話と所感」を見て、月々の固定費がどれくらいかかるのかをかなり参考にさせてもらいました。


まんとひひくんは東京なので、人件費も事務所の家賃も相場が違うので、実際には思ったよりもかからなかったという感じですが、アフィリエイトで組織化して人増やすって人の参考になればと思います。

事務所を借りるのにかかったお金

初期費用

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人を雇う場合はまず事務所を借りて場所を作らないといけないので、今まで借りていたタワーマンションの1室は解約して、従業員が通いやすいように、きちんとしたオフィスビルに入ることにしました。

余談ですが、オフィスビルは、古い建物と新しい建物や綺麗な建物の審査基準が全然違うみたいで、新築とか、綺麗な建物に関してはうちのような雑魚零細企業は相手にしてもらえませんでした。

結局、本町の駅から徒歩5分くらいの、築20年くらいのビルを借りたのですが、本町近辺のオフィスビルの賃料の相場は、大体共益費込みで坪単価1万円くらいでした。

27坪くらいの物件を借りたので家賃で27万円、水道光熱費を含めて月30万円くらいですね。

初期費用は敷金が100万円ちょっとと仲介手数料とか前家賃でざっくり200万円くらいかかりました。

審査に落ちたんですが、大阪駅付近で探していた時は賃料相場が坪単価1.5万円程だったので、大阪の中心部の割に本町は家賃が安くておすすめです。

内装は仕切りとか作りたくなかったので、床のグレーのカーペットを木目のフローリングに取り替える工事だけ行って、工事費が大体50万円程でした。

多分打ち合わせスペースの仕切りとか、室内を改装し出すとかなりお金はかかると思いますが、今のところそんなに外部から人が来ることも無いし、初期の出費を抑えたかったので諦めましたが、特に不自由はありません。

家具代

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あとはスタッフようのイスと机とPC一式、休憩用のソファや打ち合わせ用のテーブルを買いました。

ざっくりですが、スタッフ1人につきイスと机とPCで20万円くらいかかってます。

そのセットが6個なので、120万円くらいかかったってことになりますね。

改めて考えるとお金かけ過ぎた気もするけどスタッフも満足してくれてるのでよしとします。

あとのソファとかテーブルは個人の趣味を全力で反映させてしまい、それらの家具に120万円程使ってしまいました。

事務所の初期費用と床工事、家具類を合計すると、大体400万円くらいです。

家具は確実にここまでお金をかける必要はなかったのですが、事務所の敷金が他の事務所に比べて少なめということもあるので、そこが本来もっと多かったことを考えると、やはり初期で400万くらいは見ておいた方がいいような気がします。

マジで金かかる。。。。

人件費

スタッフは、派遣社員を中心に6人体制になりました。

派遣社員にした理由は、すでに組織化している先輩方からアドバイスをいただいて、そうしたのですが、いい点と悪い点がどちらもあるなという感じです。

まず、派遣にして良かった点は、こちらの希望の条件を伝えて、条件に合った人だけが来るということです。

求人紙などで募集をかけると、どうしても条件を絞ることができないので、色々な人から応募があるみたいですけど、その面接を繰り返すのも時間の無駄だなと思ったので、ある程度絞り込まれた状態で紹介してもらえる派遣社員は、楽だしいいなと思いました。

正しい選択だったかどうかはわかりませんが、今いるスタッフは自分が求めていた人材とほぼズレは無いですし、まだ働き始めて1週間程ですが、すでにそれなりのレベルの記事を書いてくれているし、自発的に書籍を購入して熱心に勉強してくれているので、俺ってかなりモッテルなと思っています。

悪い点は、人件費の高さです。

派遣社員なので、派遣会社にお金を払う契約になっているんですが、1人あたりの人件費が、時給1,900円と、普通にアルバイトを採用するのと比較してかなり高めになっています。

基本的に皆フルタイムで働いてもらっているので、1人あたりの人件費で約30万円/月の出費が6人分なので、人件費で月180万円くらいです。

後々軌道に乗れば正社員登用も考えて派遣にしたのもあるのですが、登用する際には派遣会社に安くはないお金を包まないといけないので、やはりかなり割高になります。

急ぎで優秀な人が欲しかったので、派遣を通して採用しましたが、金銭的な面を重要視するなら求人を出して直接雇用した方が月々の固定費はかなり下げることもできます。

すぐに切れるというメリットもあるけれど…

上では挙げてないんですけど、一応派遣社員にするメリットとして、良く「すぐに契約を切れる」のもあります。

派遣社員は、最初は、約1ヶ月の契約で、その後3ヶ月スパンの契約更新が一般的です。
なので、仮に業績が悪くなったり、従業員の態度が悪くてクビにしたいと思った時、契約を終了すればカンタンに人員の調整ができます。

でも、これ実際中々難しいなと思っていて、一緒に働き始めて、頑張ってくれてるとやっぱりちょっとした理由でクビとかできないなって思っています。

僕が甘いだけなのかもしれないのと、今入ってくれたスタッフが優秀だからということもあるかもしれませんが、今いる仲間とはできるだけ長く働きたいなーと思っているのが現状です。

その分プレッシャーを感じながら仕事をしているのでスプラトゥーンの呪縛から解放されました。

結局どれくらいお金がかかるか

結局組織化するのにどれくらいお金がかかるのかというと、事務所の初期費用と改装などの費用で約300〜400万円。

月々の固定費に関しては、まんとくんのブログにも書いている通り、アフィリエイトなんて人件費と場所代しかお金がかからないし、後は書籍とか通信費で月数万円単位でかかるくらいなので、

  • 家賃
  • 人件費(スタッフ6人分)

で今の所ざっくり月々210万円くらいって感じです。

今作っているサイトの進捗が進めばあと追加で4人くらい人を入れようと思っているので、10人体制くらいになりそうです。

10人体制になると、追加で人件費が120万円くらい増えるので、大体350万円くらいになりそうですね。中々エグい。。。

10人全員フルタイムでがっつり働ける子しか採用しないので、少数精鋭で売上を伸ばせるように、これから新しい挑戦をしていきたいと思います。

アフィリエイトを始める前に知っておいて欲しい当たり前のこと

久しぶりにブログ更新します。


軽い内容で申し訳ないんですけど、ちょっと最近アフィリエイト業界で気になることがあって記事にしようと思いました。
昨年の末にアフィロックが行われて、たくさんアフィリエイターの方が参加されて、それにともなってTwitter界隈でもアフィリエイトをしている方が増えたように感じます。
Twitterでは数年前から「谷」と呼ばれるコミュニティがあって、そこで色々アフィリエイトについて有益な情報を発信されている方が多く、今回のアフィロックもその谷の中の方達が中心となって企画したイベントですので、アフィロック前後で多くの方が谷の存在を知り、Twitterを始めたり、交流を持ち始めたりと、新しいコミュニティになっているなーと感じます。


もちろん新しく交流を始めた方の中にも、すでに何年もアフィリエイトをされていて実績を出している方もたくさんいらっしゃると思いますが、今回は、今からアフィリエイトで稼ぐんだ!と言う方向けにちょっとこれだけは知っておいて欲しいなということについて書きます。


「そんなん当たり前やし知ってるわ!」という方はスルーしてください。。。

広告主の利益を考えてますか?

今回僕が言いたいのはこれだけなんですけど、アフィリエイトサイトを作る上で、広告主の利益って考えて作っていますか?


アフィリエイトを始めた時って、やっぱり「稼ぎたい!」という気持ちが全面に出ますし、「稼げるキーワード」とか「CVRが高いキーワード」みたいなものを見つけては記事を書いて上位表示を狙うということをひたすら繰り返すんですけど、もちろんそれは正しいことですし、お金のためにサイト作ってるんですから、稼ぎを狙うのは当然だと思います。


だけど、僕自身最近気づいたんですけど、稼げるキーワードの中にも「広告主も利益になるキーワード」と「広告主の利益にならないキーワード」ってあるんです。

これはカードローン案件をやり始めて気づいたことなんですけど、
カードローンで例えると、「ブラックOK」とか「審査甘い」とか、検索ボリュームも多いしCVRも高いし確実にアフィリエイターからしたら稼げるキーワードなんですけど、
広告主からすると、質が悪くて審査に通らない、成約率の悪いキーワードなので、広告主的には利益にならないキーワードなんです。

審査通過ベースの報酬なら審査に通らなかったら否認されるからいいじゃんという考えもありますが、審査自体に人的コストがかかっているので、広告主からしたらやはりいらない客層なんですね。

カードローンの広告主は、銀行系などの大手が多く、はやくからこういった問題に取り組んでいたようなので、サイト提携時の審査が厳しかったり、成約率の悪いキーワードはすでにNG訴求に指定されてコンテンツがあると提携してもらえないなど、入り口の段階で塞いでいるので、まだこういった問題は起きにくいジャンルだと思います。

ですが、基本的に即時提携でサイトの審査を行っていないジャンルとか、広告主のチェック体制が未成熟なジャンルで、質の悪い集客で疲弊しているジャンルがあるのは間違いないと思っています。特に最近は、アフィリエイトの単価がバブル状態になっていて、各広告主が競争するように単価を釣り上げている傾向があります。

お試しの商品なのにお試し商品の価格以上の単価をアフィリエイターに出すなんてことは当たり前ですし、そうなってくると、広告主的にはキャッシュフローが悪くなる訳ですから、LTVを重視せざるを得なくなって、より送客の質が重要になってきます。


物販ならリピート率、カードローンなど無料申込系なら成約率(引き上げ率)みたいな数値を見ていく形になってくるので、今はどうかわかりませんが、物販なら、サイトから送客したユーザーの何%がリピートしたとかの数値を出されて単価が決定されていくでしょうし、求人系なら、実際に紹介に繋がった率などで見られる日も来るかもしれません。(あまり知らないですけどもうすでに見られているかもしれません。)

カードローンはすでに審査に通過して実際にお金を引き出した率まで見ている広告主もあります。

「そんなもん広告主のサービスの質次第だろ」

と思うかもしれませんが、実際はそれだけではありません。SEOで集客する場合でも、より本気のユーザーが検索するキーワードで上げるとか、サイト内でユーザーに誤解を与えないようにコンテンツを改善して、購入後のギャップを無くすとか、多分できることって色々あると思います。

今もかなりの勢いでアフィリエイト人口が増えているみたいですし、新しいサイトもどんどん増えて行くと思うんですけど、自分自身が稼ぐのはもちろん大事なんですけど、広告主も稼げるサイトを意識しないといけないなーと思っています。

なぜこんな綺麗事を言ってるか

なんでいきなり広告主の利益がーとか綺麗事を言ってるのかというと、これは自分自身のために言ってます。

自分自身のためというのは、アフィリエイト市場が縮小されると自分が困るからという話なんですけど、アフィリエイトって仕組み自体は素晴らしい仕組みだと思っているんですけど、一部の節操の無い人間のせいで、簡単に衰退してしまう市場でもあるのかなと感じています。
というのも、WEBという特性上、不正がしやすく見破られにくいというのがあって、広告主の利益に一切ならなくても、自分だけ稼ぐということが簡単にできる上に、その事実を把握し辛いんですよね。

代表的な不正で言うと、深夜の商標PPCとかがそれに当たるんですけど、これなんてまさに広告主からしたら払う必要が無い広告費を不正している人間に払っているだけで、完全なる赤字ですし、そんな事を塾で教えている人間がいるらしいので、ちょっと信じられません。
この例は明確な不正ですけど、SEOワードでも広告主が嫌がるキーワードって考えればいくらでも出てくると思います。

そういった広告主の利益にならないワードでばかり集客しているアフィリエイターが増えると、広告主からしたら当然アフィリエイトに広告を出すメリットが無くなってきますし、それで予算を減らすということになったら、アフィリエイト市場がそれだけ小さくなりますし、最悪撤退される可能性もあります。(一応補足しておくと質が悪くてもリスト取りのために数が欲しいというクライアントもいます。)

そうなると、アフィリエイターは増えても市場が狭くなっていって、結果的に狭いパイを奪い合うことになるから、競争も熾烈になりますし、自分の首を絞めることになってしまいます。
なので、アフィリエイトをやるからにはもちろん自分が稼ぐことが一番重要なんですけど、広告主も稼いでもらうという視点を持っておいて欲しいなーというお話でした。